世界
赤い木の実が落ちた
ぼけた頭で触れた
あなたの髪をなでた
浅い眠りが逃げた
うさぎ穴に隠れた
傘が開かなくなった
暗い通りを抜けた
うすいくちびる笑った
もういないね
家がゆっくり崩れた
流行り病が暴れた
歌が嘘に変わった
鹿たちが仲間を悼んだ
あなたが大きな絵を描いた
過ぎたあらしのようだった
閉めた扉が燃えた
若い羊が並んだ
誰かの不安が浮かんだ
頭のなかでほどけた
前髪が風を孕んだ
犬たちが悪魔を殺した
あの大きな人は眠りに落ちた
私達は光を抱えた
花のように
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久しぶりに音楽ができてうれしい。
yumboの人々の傘みたいな曲を作ろうとしたらこうなりました