日記

2023 Nov 23

竹田が死んだとの報。悲しい。

 

生成AIの作る文章や絵がつまらなくなってきているという話をした。より人間らしく、整ったものになっていると。たぶん、これからももっと学習が進むとかしてAIは洗練されてつまらなくなり、我々は2023年を振り返って「あの頃のAIが一番面白かった」とか言うんだろう。意図的に変な挙動を返すように調整することも可能だろうけど、人間が調整した時点で人間的発想から逃れられない。そう考えると、いかにしてAIを壊すか、その技術が重要になるんだろうね。

 

野球ぜんぜん知らんけどふとした時に大谷翔平のことを考えることがある。全国の小学校にグローブを3つ寄付するにはいくら必要でしょうか的なフェルミ推定の問題を出す面接官がどこかにいそう。

 

2023 Nov 24

なぜ竜は次元を越えるのか?

 

胸が痛むって表現あるけど比喩じゃなくてほんとに痛くなるのすごいなーと思う。

 

短歌集って好きじゃないかもしれない。短歌は好きだけど、それをたくさん集めて本にするってのは、短歌に向いた形態じゃないと思う

 

2023 Dec 10

国会前の、イスラエルによるパレスチナ侵略・虐殺に反対する集会へ。恋人といっしょにいけたのでよかった。

そこで掲げたプラカとかの写真を、まったく使ってなかったフェイスブックに載せてみた。意外な人からも反応あってよかった。

 

2023 Dec 16

tonlistで読書。ホットドッグおいしい、掛かってる音楽がよい、音も良い。

「埋没した世界 トランスジェンダーふたりの往復書簡」を読む。自分とは全然境遇の違うふたりだけど、昔の自分のミクシー日記とか、出会い系で知り合った人との長いメールのやりとりとか、そういう思い出が蘇る。自分は恋愛ばっかりやってたのかもな。

トランスジェンダー問題」には、トランス当事者の半生記みたいな本ばっかりでうんざりみたいなことが書いてあった気がするが、当事者の語りも、対話も、トランスジェンダー問題とかトランスジェンダー入門みたいな本も、もっともっと増やしたい。

天使

 
人気の消えた街に寝転び
指を絡める コートも脱いで
役目を終えた人々は去って
新しい歌が祈りのように
星がゆらいでいる
遠く頼りない
光!

埃の積もるテーブルの上
絵を描くように なぞる指先
灯りをつけて話をしよう
触れ合えなくても声は聞こえる

息をする
手を伸ばす
涙が流れる
大きな手が街を包む
遠くから照らす光

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cero「Angelus Novus」とSUPERCAR「LAST SCENE」をコピーしようと思って作った。
歌詞は galaxy 銀河系の最後のイベントでHirano Taichiのライブを観たときの感動を用いて書いた。

光−悲しみ=光

研究の型に載せにくいもっともやっとした、青臭い謎に興味があって、みんながさっさと具体的問いに向かっていったのが、取り残された気分だった

 

はっきりと覚えてはいませんが、私が成人したのは三十二歳のころです。

 

国会議事堂 ライトアップ 意味

 

高島さんのいう、ユートピアを信じ続けること。 美しいものがわかる自分はこれから先も大丈夫だと思えた瞬間が革命だったのかもしれない

真・善・革命

※ここでわたしは、美という言葉をかなり幅広い意味で使っています

 

美しいものが俺にはわかるから

これから先も死なずにいれる

 

ぬいしゃべ、台詞も音楽も同様につっかえててよかった

ぬいサーは吉田寮なのだが、在寮時、ずっとここにいてはいけないって思ったことを思い出す。ナンシーが同じようなことを言っていたことも。

七森はあの頃の自分にそっくりで、めちゃくちゃ気持ち悪くて、今の自分はもうそこからだいぶ遠ざかってて、そのことをよかったと思える

 

バスタ新宿。建物の中に「外」があって興奮する

 

生存が常に抵抗になってしまうのだとしたら、抵抗に疲れた私は死ぬしかないのか。嘘、これは言葉遊び

 

生存は生存。ただそれをそれとして捉える?

――このように、何かを言明するのが私はひたすら恐ろしく、文ではなくただ単語を発することしかできなくなってしまう

 

何かデモとかいくとき、「人権」とだけ書いたプラカを持っていくことが多いのだが、それもやめなきゃね

 

生きること、もっと楽しく輝かしくできるはずだよね

ねえ

電車から降りる人は体が発光していてほしい

フェルマーの最終定理。0と1、1と2の間に大きな隔たりがあるのは当然だが、2と3でこんなにも景色が違うのは不思議なことだ

あの頃のAIは、可愛げがあったな。ローファイAI時代。指が多かったりさ

リンさん、無罪 本当によかった

モジュラー形式は四次元

もう芸術なんて水面のきらきらに勝てんのだから水面でいいやん

フォークリフトで荷物を運ぶのを「人力」と呼ぶ人。ロボットが実用化されて、人間の体がむしろ機械に寄ったのか

雑穀美人 美が健康を侵略する

「○○がしんどい人」に向けたビジネスが嫌い

離れても

生活をちゃんとしたいという強い思いがあるけどどうにもできないまま今に至っている。もうちょっとちゃんと規則正しい生活をして毎日ちょっとづつでも集中して研究してればいまごろ准教授くらいになれてたんじゃないか、それくらい環境には恵まれてたんじゃないか、という思いがあって、無闇に落ち込んでしまう。でも一方で、自分は精一杯やっていたし、表面的にはだらけていても本当にサボったことはない、ちゃんと戦っていたんだ、という気持ちもある。それこそが自分の甘さかもしれないけど、でもどうにもできなかったものはしょうがない。

生活をちゃんとするために Habitica ってアプリを最近使っている。これは何らかのタスク(掃除するとか、歯を磨くとか、英語の勉強するとか)を自分で登録しておいて、それを達成したときにボタンを押すと経験値とか金貨とかもらえてゲーム内のキャラが育つというもの。アプリの存在は前から知ってたけどなんとなく使ってなくて、なぜかというと、こんなアプリを使ったら日常がゲームになって離人感が増すんじゃないかと怖かったから。でも特にそんな感じはいまのところなくて、筋トレとかいい感じで継続できてて嬉しい。もっと早く使っておけばよかった・・・。

作り続けることこそが才能だ、と言われることがあるけど、一度でも何かを作ったならもう天才だと思う。ただ、自分は年に数曲のペースで音楽を作れているけど、でも何かを作れた気はまだしない。いつもあと少しのところで失速して、毎回同じ曲が出来上がる。Bon Iver か長谷川白紙か Frank Ocean か Phil Elverum みたいになりたい。それでも、一番最近の曲の歌詞はとてもよくできた気がする。

ポスドクをやめようと思って民間企業で仕事を探している。いろいろ企業の人とかに話を聞くと、学術界においての自分の弱点とかコンプレックスが企業では逆に強みと受け取ってもらえたりして面白い。たとえば、僕の研究歴は浅く広くって感じで強みがなくて、狭く深くいけとよく言われたものだけど、そういう浅く広い人を求めている企業はたくさんあるっぽい。あとは、基礎物理の理論研究に憧れつつも現象論的なことばかりやってたのもコンプレックスだったんだけど、むしろ現象論的な研究のほうが企業には合っていたりもする。いや企業と一言でくくりすぎだけど。

前からうすうす気づいていたけど、研究というよりは勉強が好きなんだよな。新しいことを知りたいだけ。特に自分の分野だと、研究成果は基本的に全てオープンになる、つまり自分の研究だろうと他人の研究だろうとすぐにみんなのものになる。なので、自分で研究をするメリットは、他人よりほんの少し早く結果を知れるということだけ。他にも、自分にしかない新規のアイディアがあれば自分で研究するメリットもあるけど、宇宙物理の業界で新しい研究なんて数年に一度あるかないかだし、自分が思いつくことはきっと誰かも思いつく気がする。ということで、研究者としてやっていくのに大事なのは知的好奇心ではなく、競争心である。というのは、競争に負けた私の恨み言。かも。

仕事を見つけて、ポスドクをやめて、ひとつのところに腰を落ち着けて、短期間で海外引越しを繰り返して疲弊するような生活からは離れたい。美術品とか本とか買ったり、長く使うことを前提に家具とかを揃えたりしたい。生活がしたい。

どこにいても、何をしてても、美しいものを見つけることができれば、それだけでやっていけると思っていた。だけど最近は、美も愛も全然大したことないものなんじゃないかという気がしている。それがなぜか嬉しい。

 

New Morning

New Morning

風 吹いて 遠くに 届いてね
果て 逃げるね 鮮やかな姿で
ひとりきり 眠い目をこすって
朝を探して 遠くまで歩くよ 行けるかな

羽 痛むな 抱えて 飛んでいく
わす れていいよ 代わりに覚えてる
どこにいても 美しさを見つける
目を閉じれば 君の 歌が 聞こえる 離れても

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Frank Ocean みたいな曲を作るぞと毎回意気込むのだけど全然違うのが出来上がる。

今回の敗因は途中で Eric's Trip の Sand を聴いてしまったこと。名曲。

youtu.be

youtu.be

Frank Ocean みたいな曲を作りたい人はプロデューサーの Malay 氏のハウトゥーを見るといいと思います。

youtu.be

風が開いた窓から

  • 他人と他人の仲の良さをコンテンツとして消費していいのかな
  • 多様性が大事ってのは言い方がおかしくて、人権が尊重されてれば結果として多様性を持った社会になるはずだ。順番が逆
  • なんか女性を登用するとその人が女性代表みたいに見做されて不当に責任を負わされるみたいなことがある
  • もはや政治と切り離せるものはなにもないけど、かといってなんでも政治の文脈に回収していいわけではない
  • KOHHの曲聴いてるときとペルソナ5やってるときの感覚似てる。全能感と不安。子供の楽園、大きな力、いつか取り返しのつかないことになるんじゃないか、子供っぽい喧嘩、純粋さ、欲望、いつか全部がばれて何か大きなものに罰されるんじゃないか。見ていて不安にもなるけど、大丈夫だよそのまま行きなよという気持ちがある
  • 我々の業界では英語がスタンダードになってて論文は英語で書くけど、中国語の名前はアルファベットにすると複数の名前が縮退するのでプレゼンスという意味で損をする。苦労して英語使ってるのにそこが全然顧みられないのがはらたつ
  • 「ポリコレ」を嫌う表現者、ポリコレそのものよりも表現の意図を説明しないといけなくなるのが嫌なんじゃなかろうか