死んだ 消えた また現れた
灯り 遠く あなたからかな?

海辺 並ぶ 腐った匂い
手紙 褪せて 読めなくなった

握り返す 意味ないのに
みんなのことが すごく好きだよ
あなたが生まれ また死ぬところ
何度も見てる

外はほら 戦場だよ
歌を 祈るように
あなただけの戦場だよ
船を 流すように

 

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ダダーのノルルスカインのことを考えながら作った曲

World after the World

新美術館でやってるボルタンスキー展がめちゃくちゃよくて膝から崩れ落ちた。ああいう、生と死の間の世界とか、何かと何かの境界の世界がとても好き。自分で音楽を作るときによく出てくるモチーフとして海岸線とガードレールというのがあるんだけどこの二つも生と死の境界だな。ところで夏ってなんで死の匂いのするものばかりなんだろうか。花火、海、セミ、戦争、お盆、西瓜の赤い色。 

ボルタンスキー全部好きだけどこの Animitas シリーズなんて完全に三途の川じゃないか?http://myartguides.com/wp-content/uploads/2017/06/unnamed-25-1024x572.jpgアタカマ砂漠にもこのシリーズがあるらしいのでいつか行きたい。

関係ないけど Death Stranding のこのティザービジュアルは世界観近い気がする。https://www.4gamer.net/games/999/G999903/20160614029/TN/021.jpg

ゲームでいうと NieR: Automata とかサターンのバロックとかも近い世界観。

あと音楽だと GRIM を思い出す。www.youtube.com

ところで自分のなかで死後の世界ってパラレルワールド的なイメージがあって、そのイメージはそのままスライドしてレトロフューチャー的なイメージと重なる。レトロフューチャー = あり得たかもしれない世界、それはつまり、実際には到来しなかったのにイメージだけは存在しているという意味でその世界そのものが幽霊のようなもの。

レトロフューチャー(にくくっていいのかわからないけど)で好きなのが David Maljković の New heritage というシリーズで、ミュンヘンの美術館でたまたまドローイングを観たのだった。http://www.artvehicle.com/content/images/14/david-maljkovic-scene-for-new-heritage-52.jpg

http://4.bp.blogspot.com/_TLlWX-z9s7U/R-Qx7EMBwUI/AAAAAAAAATc/SDjMwBjvQy8/s400/artwork_images_111910_290812_david-maljkovic.jpg

こういうやつ。

アルミホイルにこだわりがあるらしく車をアルミホイルで包んだりしている。好き。

http://www.moma.org/media/W1siZiIsIjEzODQ5NSJdLFsicCIsImNvbnZlcnQiLCItcmVzaXplIDIwMDB4MjAwMFx1MDAzZSJdXQ.jpg?sha=03f3fd2c5761f5f5

この new heritage シリーズは三部作のビデオ作品らしいけど観たことない。観たい。MoMA で観れるのかな?ここに簡単な解説がある。http://www.physicsroom.org.nz/archive/oldsite/gallery/2007/maljkovic/

このシリーズは旧ユーゴスラビア社会主義政府のもとで建てられた第二次世界大戦の記念碑をテーマにしているのだけど、例えば "Yugoslav monuments" とかでグーグル画像検索するとヤバいデザインの記念碑がたくさん出てくる。こういうのとか:

https://www.calvertjournal.com/images/uploads/thumbnails/2016_November/Spomenik01_1.jpg

https://cdn.grainedit.com/wp-content/uploads/2010/04/yugoslavia-modern-2.jpg

参考:https://en.wikipedia.org/wiki/Yugoslav_World_War_II_monuments_and_memorials

戦争の記念碑だったはずなのに、デザインが強すぎるせいで記念碑としての意味は薄れてデカくてヤバい建築として観光地化しているようだ(よく知らないけど)。こういうふうに意味が変質して本来の文脈から離れて面白がられるのはレトロフューチャーのひとつの特徴であると思う。

それと、生と死ということで言うと、Herbert Nauderer という人はなんというか殺される直前って感じの世界をやってるように思う。イスマニングの誰もいない美術館でひとりで観たんだけどすごい怖くなった。

こういうやつ

http://www.art-in.de/upl/gr/300hartmannsberg1701.jpg

本人の vimeo 見つけた。 https://vimeo.com/user34605761

 

みたことないものを沢山みたい。美しいものも恐ろしいものも。

kfjfjけjふぁf’あj

全然言葉にならないんだけど書かないでおくのも寂しいのでがんばって書いてみる。酔ってる。

3月に恋人とお別れした。付き合いだして11年、結婚して4年くらい。長い。相手に新しい恋人ができて、それでお別れすることにした。恋人は一ヶ月前に家を出ていって、昨日荷物をまとめに戻ってきて、来週新しい家に引っ越すらしい。

恋人は漫画家で、新しい相手も漫画家仲間だった。ここ一年くらいは外泊が多くなって、家にいてもずっとその人と電話していて、浮気してるのはもう完全にわかってたんだけど、日々が壊れるのが怖くて言えなかった、でも二人で旅行に行ってるのとかコスプレセックスしてるのとかそういう具体的な証拠を見てしまって精神があれしたので「もう無理です」って伝えた、よく言えたと思う、えらいぞ自分。ぼくも旅行に行ったり花火を見に行ったりしたかった。

ぼくは浮気に寛容なほうで、異性の友人とふたりで出かけるくらいは全然気にしないし、別に好きな人が複数いてもいいとも思うんだけど、でも自分がないがしろにされ続けるのにはふつうに傷つく。全員を一番に扱えないなら複数人と同時に恋愛してはいけない。というのを学びました。

話がそれるけどぼくも結婚してるあいだに異性と二人で遊んだこともあって、例えばそれがツイッターで知り合った人とかだと、聞かれない限りは結婚してるって言わないこともあった。自分自身が結婚制度に対して懐疑的なところがあったりとか、異性といっても別に恋愛とかじゃなくて友達だし、って思ってたけど、ふつうは既婚の異性と二人きりで会うの嫌だったりするよねって気づいて反省した。あと、恋人に対する対抗心というか、あなたがそうやって他の人と遊ぶなら自分だってやってやるぞみたいな気持ちも絶対あって、そういうのに友人を利用したのをとても反省している。また会うことがあれば謝りたい。

それにしても11年は長い。京都で知り合って東京にもミュンヘンにも千葉にも一緒に引っ越した。結婚のきっかけは義母が亡くなったことだった。ぼくは義母のことがとてもとても好きだった。亡くなる直前に「あの子のことをよろしくね」って言われてたのに駄目になってしまった。苦しい。もっと早い段階で話合えていればお別れせずに済んだかもしれない。申し訳ない。

お別れしたいって伝えたあと、恋人は泣いて謝って、もとに戻りたい、浮気相手とは別れてきた、と言うので少し心が動いたけど、このまま続けても二人とも駄目になる気しかしなかったのでやっぱりお別れすることにした。よくわからない話し合いの結果、二年後にもう一度だけ会おう、それまで一人で生きてもっとまともな自立した人間になるから、今度はもっと大事にするから、というのでそれで決着した。でも結局、恋人はその浮気相手と新しい家を借りて一緒に住むみたい(ネトストした)。そうかーーーーー。なんか2chのまとめみたいな陳腐さだ。でもいくら陳腐だと思ってもめちゃくちゃ傷つく。涙が出ます。二年間待ってみようかなって思った自分が情けない、舐められすぎている。

なんかもっと腹がたったこととか悲しかったこととかあるはずなんだけど出てこない。ほとんど誰も読んでないブログですが自分の中だけで感情が処理できないのでこのような話をインターネットに放流しています。助けてくれー!!!って思うけど大人だし自分でなんとかできる、たまに膝から崩れ落ちそうになるけどなんとかやっていく。自分の感情を大事にする。ロボットではなく人として生きるのだ。

2018

すでに2018年を忘れかけていて怖い、が、すでに2018年の枠を越えて永遠になった記憶もある。死ぬまで忘れないだろう記憶。 

 

以下は2018年によく聴いたもの。しかし2018年に出たものではないものもある。去年はあまり新しいの見つけられなかった。

 

OGRE YOU ASSHOLE - 動物的/人間的

変化の季節だ

 

Fuck You - Lilly Allen

 

FUCK YOU VERY MUCH なことが多い年だった。まだ続くだろう。

参考:

レインボーフラッグに汚い言葉?意味はあった。しかし日本では知名度低くて伝わらず。 - Togetter

 

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唾奇 × Sweet William / Made my day

 

サイコーーーー!!!!!

沖縄の若者のしゃべり言葉そのままのラップ。サグい。

唾奇のロングインタビューの動画がもうほんと沖縄のリアルって感じで素晴らしかったのだけど消えてしまった。けっこうヤバイこと話してたから?

「クソ真面目に生きてもね また仲間が街で揉める」のラインがなぜこんなにも胸に刺さるのか。

 

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Spirit Fest - Anohito

 

さやさんがこんな歌詞を書くなんて・・・。すてき・・・。

2017年末のミュンヘンAlien Disko ってイベントがあってそのときこの曲聴いてとてもよかった。思わず twitter で植野さんに話しかけてしまった。

 

soundcloud.com

ノナカさん。詳細は知りません。

声も歌詞も良すぎる。あと曲をアップするペースが早すぎる。幸せ。

 

 

www.youtube.com

ビデオ見て!かわいいから!!!

 

 

www.youtube.com

www.youtube.com

goood vibes!!!!!!! Yelladigos 関連もECDがおすすめしてて知ったんだったなそういえば。
Peavis おしゃれ・・・。

 

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あと映画はいろいろ観たけどスリービルボードちはやふるが特によかった。ちはやふるマジやばい。奇跡の映画。

思い返すと微妙だな〜〜〜〜って映画も多いんだけどそういうの大体飛行機で観たやつだ、いま気づいた。映画は飛行機で観るべきではない。でもスリービルボードは飛行機で観たけどそれでも面白かった、すごい。

 

去年は3月にドイツから日本に引っ越してそれから何故かハイな感じで国会前の抗議に行ったりソニマニ行ったり夜間中学でボランティア始めたりニューヨーク関西ミュンヘン上海いろいろ行ったり精神的には落ちてた気がするけど体は動いていた。仕事はあまりしていない、もうすぐ任期が切れる、怖い。

 

遊んでくれた人たち、新しく知り合ってくれたあなた、ありがとう。また遊ぼうね。

 

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20180130 追記

88 rising のコンピ "Head in the Clouds" をいまさら聴いたら最高すぎた。2018のベストはもうこれ一つでいいです。

灯台

 

霧が晴れた気がした
鳥の声が聞こえた
全ての美しさの
全てがわかったような

日々の中に花が咲いて
重ねた手があたたかくて
あなた 気取って踊ってたね

透明になる
溶け合って
透明になる

風が強く吹いて
あなたの帽子を飛ばした
気高さ 強さ
このまま どこへでも
海のむこう 新しい場所
体中 脈打つ 動脈
声が 重なって
瞬間 走る
眼と眼
あった 

離ればなれの花々
ぼくら
いま
いま
いま
いま

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引用元など
Give Them Hope - Harvey Milk
Moshi Moshi - 金子由里奈
Feel like dance - globe
離ればなれの花々へ - 山戸結希

輪郭

心とか頭の中にあるものを言葉とか音楽とかに変換すると必ず何かが欠けたり形が変化したりしてそのままは出てこない、ので、何かを外に出すのをためらってしまうことがある。だけど同じテーマで何度も何度も同じような表現をしていけば彫刻のようにもともと表現したかったものの輪郭が浮かび上がるはずだ、とようやく気づく。よかった。つまり大事なのは変わらずにいることだ。表現の集合が全体を浮かび上がらせるまでずっと同じものを見つめ続けること。何か大きなものを描きたいのであれば。

エヴァンゲリオン

海外の文学とか映画とかを読んだり観たりするときいつも「これ面白いけど自分は正しく面白がれているのだろうか」みたいな不安がある。例えば作品中にはあらわに描かれてはいないけど登場人物の行動原理のベースにキリスト教がある場合、わたしはキリスト教徒でないので物語を真に理解することはできない、要するに違う文化・違う文脈で生きている人たちのことを真に理解することは絶対にできないのだ・・・とここまで書いて思ったけどそれって別に海外文学とか洋画とかだけじゃなくて日本の文学でも邦画でもなんでも自分と完全に同じ文化文脈で生きてる人っていないわけだからそもそも他人が作った何かを真に理解するなんてことは起こりえない。勝手に受け取って勝手に楽しむしかできない。

 

とはいえざっくりした大きな文化圏ってものはあって、日本にどっぷり浸かっているぼくと例えば生まれも育ちもパリで初恋もパリで仕事もパリみたいな生粋のパリ太郎がフランス映画を観た場合、パリ太郎のほうがより作者の意図と近い感情を得る可能性は高いだろう。でもそれでいいのだ。ぼくには作者の意図を理解できないかもしれないが、パリ太郎だってぼくと同じようにフランス映画を楽しむことは一生できない。つまり私の感情は私だけのものなのだ・・・と、ヤマシタトモコ「違国日記」のマキオさんと同じ結論に辿りつく。

 

でもそれって孤独じゃない?辛くない?寂しくない?誰かと完全に一体化したくない?まぼろしでもいいから???まぼろし~~~~!!!!!

 

ところが孤独じゃない。いや孤独ではあるが寂しくはない。他人と一体化しないからこそ他人は他人だからこそ好きな人の顔を見て肌に触れて楽しくおしゃべりできるのだ。おめでとう!おめでとう!おめでとう!ありがとう!