日記

2023 Nov 23 竹田が死んだとの報。悲しい。 生成AIの作る文章や絵がつまらなくなってきているという話をした。より人間らしく、整ったものになっていると。たぶん、これからももっと学習が進むとかしてAIは洗練されてつまらなくなり、我々は2023年を振り返っ…

天使

nemunyurumu · 天使 人気の消えた街に寝転び指を絡める コートも脱いで役目を終えた人々は去って新しい歌が祈りのように 星がゆらいでいる遠く頼りない光! 埃の積もるテーブルの上絵を描くように なぞる指先灯りをつけて話をしよう触れ合えなくても声は聞こ…

光−悲しみ=光

研究の型に載せにくいもっともやっとした、青臭い謎に興味があって、みんながさっさと具体的問いに向かっていったのが、取り残された気分だった はっきりと覚えてはいませんが、私が成人したのは三十二歳のころです。 国会議事堂 ライトアップ 意味 高島さん…

ねえ

電車から降りる人は体が発光していてほしい フェルマーの最終定理。0と1、1と2の間に大きな隔たりがあるのは当然だが、2と3でこんなにも景色が違うのは不思議なことだ あの頃のAIは、可愛げがあったな。ローファイAI時代。指が多かったりさ リンさん、無罪 …

離れても

生活をちゃんとしたいという強い思いがあるけどどうにもできないまま今に至っている。もうちょっとちゃんと規則正しい生活をして毎日ちょっとづつでも集中して研究してればいまごろ准教授くらいになれてたんじゃないか、それくらい環境には恵まれてたんじゃ…

New Morning

nemunyurumu · New Morning New Morning 風 吹いて 遠くに 届いてね果て 逃げるね 鮮やかな姿でひとりきり 眠い目をこすって朝を探して 遠くまで歩くよ 行けるかな 羽 痛むな 抱えて 飛んでいくわす れていいよ 代わりに覚えてるどこにいても 美しさを見つけ…

風が開いた窓から

他人と他人の仲の良さをコンテンツとして消費していいのかな 多様性が大事ってのは言い方がおかしくて、人権が尊重されてれば結果として多様性を持った社会になるはずだ。順番が逆 なんか女性を登用するとその人が女性代表みたいに見做されて不当に責任を負…

ルル

nemunyurumu · ルル きみの声が聞こえているなにもかもを覚えているぼくの声が聞こえているいつもここで祈っている ねえ ルル =============== 同じ曲ばかり出来る気がする

痛い Pain

nemunyurumu · 痛い Pain 痛い Pain 影を踏んで歩いた水が跳ねて笑った愛の歌も忘れてめまいだけが残った 幽霊になるなんで?痛い 息を止めて歩けば透明な人もわかるよ消えた声の祈りは誰かがきっと拾うよ 風景になるなんで?痛い 萎れた花がゆれる誰かが羽…

言葉を連呼するとどうなる

ツイッターばかりやってると長文が書けなくなっていやなのでブログを書くようにしようと思っているのだけど、かといって長々と書きたいこともなくて、そうすると散発的に頭に浮かんだものごとをまとめてつなげてストーリーを作ろうとしてしまう。そこで嘘が…

Comptage Mécanique

nemunyurumu · Comptage Mécanique 家を出てから電車に乗って職場に着くまでをずっとスマホで録音して、それを折りたたんで重ねたものに、ピアノとか声とか色々乗せてみた。通勤の時はいつも頭のなかでずっとこういう計算をしている(していない)。壊れた…

たくさんの、でも有限の

高島鈴さんとワニウェイブさんの会話を読んだ。 http://altslum.com/2020/11/08/c3-01/それで、 やっぱ基本的に「連絡しやすさ」って権力に対する回路を開く行為なので、整っていてメアドがあって仕事履歴がすぐわかるプロフってめっちゃ権力に把握されるた…

短歌

コンビニのビニールシート越しに新しいマナーを探り合う手 生きたまま茄子や胡瓜に乗るあなた 半透明の夏が来て行く なんかもう何一つとしてわからない わかることが何一つとして無い ファミチキを頬張り歩く太った子 いつか大人になると知りつつ やっぱさあ…

境界で

台北に引っ越した。まだ家決まってなくてホテルにいるけど。二週間のホテルでの隔離を経てようやく外に出たのが今日の昼、少し足がふらついた。隔離中はほぼベッドでyoutubeとか見てだらだらしてたので先月までの千葉の自宅にいたときと感覚が変わらず、部屋…

土俵

誰だったか忘れたけど「クックパッドは今まで人からおおっぴらに評価されることがなかった家庭料理という家の中の仕事に目に見える形で評価を与えた、素晴らしい」というようなことを言っていて、おお確かにそうだクックパッド素晴らしいと思ったのだけど、…

世界

nemunyurumu · 世界 世界 赤い木の実が落ちたぼけた頭で触れたあなたの髪をなでた浅い眠りが逃げた うさぎ穴に隠れた傘が開かなくなった暗い通りを抜けたうすいくちびる笑ったもういないね 家がゆっくり崩れた流行り病が暴れた歌が嘘に変わった鹿たちが仲間…

200年後

ロサンゼルスに向かう機内でこれを書いている。ロサンゼルスに向かう機内で何かを書くというのは気取ってていいなと思ったので。しかもさっきまでウェルベックを読んでいた、これはかなり気取ってるんじゃないかしら。ウェルベック(あえて名字だけ書くのが…

偽薬売り

死んだ 消えた また現れた灯り 遠く あなたからかな? 海辺 並ぶ 腐った匂い手紙 褪せて 読めなくなった 握り返す 意味ないのにみんなのことが すごく好きだよあなたが生まれ また死ぬところ何度も見てる 外はほら 戦場だよ歌を 祈るようにあなただけの戦場…

World after the World

新美術館でやってるボルタンスキー展がめちゃくちゃよくて膝から崩れ落ちた。ああいう、生と死の間の世界とか、何かと何かの境界の世界がとても好き。自分で音楽を作るときによく出てくるモチーフとして海岸線とガードレールというのがあるんだけどこの二つ…

2018

すでに2018年を忘れかけていて怖い、が、すでに2018年の枠を越えて永遠になった記憶もある。死ぬまで忘れないだろう記憶。 以下は2018年によく聴いたもの。しかし2018年に出たものではないものもある。去年はあまり新しいの見つけられなかっ…

灯台

霧が晴れた気がした鳥の声が聞こえた全ての美しさの全てがわかったような 日々の中に花が咲いて重ねた手があたたかくてあなた 気取って踊ってたね 透明になる溶け合って透明になる 風が強く吹いてあなたの帽子を飛ばした気高さ 強さこのまま どこへでも海の…

輪郭

心とか頭の中にあるものを言葉とか音楽とかに変換すると必ず何かが欠けたり形が変化したりしてそのままは出てこない、ので、何かを外に出すのをためらってしまうことがある。だけど同じテーマで何度も何度も同じような表現をしていけば彫刻のようにもともと…

エヴァンゲリオン

海外の文学とか映画とかを読んだり観たりするときいつも「これ面白いけど自分は正しく面白がれているのだろうか」みたいな不安がある。例えば作品中にはあらわに描かれてはいないけど登場人物の行動原理のベースにキリスト教がある場合、わたしはキリスト教…

思い出すことなど

風邪をひいている。 家の中を見回しながら詩と詩でないものをわけようとしてみる。ベッド、ソファー、シャワー、キッチンは全て詩だし、ロボット掃除機も詩かもしれない。自信を持ってこれは詩ではないと言い切れるものがない。家には生活と記憶があるからな…

今日は procreate のカリグラフィーペンがすごく楽しいことに気づいた

羅列

たまたまたどり着いた古賀及子さんのブログがあまりに愛らしくて夢中で読んでしまった。いまほとんど恋に落ちている。早く続きが読みたいので早く時間が経って生活が貯まって欲しい。 まばたきをする体 コンビニでレシートを受け取るときに勢い余って引きち…

重力

気力がないときに気力を振り絞って洗濯機まわすと洗われたものを干す気力が湧かなくて濡れたものを放置してしまい結果として洗濯機まわさないほうがよかったやんけってなるの悲しい。洗濯機を使うことを洗濯機まわすって言うのなんか好き。 M1三回戦をちらち…

わしらスターダストや

11/3 土曜日 遠足で大宮の鉄道博物館に行ったあと浅草でスカイツリーを眺めてそのあと狼に会った。あるいは生き別れた双子に。初対面の親友に。離れ離れの花々に? でもぼくは花ではない。土、地面、だれかの場所、花の影、芸術にならないもの、詩にはならな…

境界で

愛だったな

シルトの梯子

グレッグ・イーガン「シルトの梯子」を読んだ。 www.hayakawa-online.co.jp イーガンの作品で一番好きかもしれない (毎回言っている) 。 シルトの梯子っていうのは一般の時空?でベクトルを適当な曲線に沿って平行移動させるやりかたのことなんだけど ( シル…